「衣食住」オーガニックライフで健康を守る、地球環境を守る
何故、こんなにも化学物質があふれる世界になってしまったのか?
Vol.1
体の不調や鬱気分は、実は化学物質が原因かも
近年、原因不明の体調不良や鬱病に悩まされる人が増え続けています。また以前にはなかったようなアレルギー症や、より深刻なガンなども急増。
その原因は、化学物質の蓄積による体内汚染が考えられます。
というのも、今や私たちの生活周りには、化学物質があふれているからです。
化学物質は、免疫システムを壊してしまうため、様々な不調や疾患が表れやすくなるのです。
心と体を良い方向へ整えるために、まずは家の中や食品の化学物質がどこにあるかを知り、それを取り除きましょう。
その原因は、化学物質の蓄積による体内汚染が考えられます。
というのも、今や私たちの生活周りには、化学物質があふれているからです。
化学物質は、免疫システムを壊してしまうため、様々な不調や疾患が表れやすくなるのです。
心と体を良い方向へ整えるために、まずは家の中や食品の化学物質がどこにあるかを知り、それを取り除きましょう。
何故、こんなに化学物質があふれるようになったのか?
私たちの生活周りに急激に化学物質が増えていく過程は、1859年のアメリカのペンシルベニア州で始まった、大量の石油掘削の歴史と関わっています。
自動車、飛行機、船舶などに使われるようになった石油は、燃料として精製する過程で、「ナフサ」と呼ばれる余剰副産物(残滓)が大量に出てきます。しだいにこの「ナフサ」までが、あらゆる分野の製品の原料として活用されるようになったのです。
今や「ナフサ」は、農薬、化学肥料、医薬品、化粧品、合成繊維、塗料、プラスチックと、私たちの周りのあらゆる製品になっています。つまりそれらが化学物質なのです。
生活周りの「ナフサ」を原料とした化学物質には、次のようなものがあります。
- 食品に使われる 農薬、化学肥料、食品添加物
- 洗剤(台所用洗剤、洗濯用洗剤、室内クリーニング用洗剤)に使われる合成界面活性剤
- 化粧品に使われる合成成分(合成ポリマー、合成防腐剤、合成界面活性剤)
- 衣類に使われる合成繊維(ポリエステル、アクリルなど)
- 家の中で、そして園芸にも使われる殺虫剤
- プラスチック製品(キッチン道具、容器、家具、文房具)
これらはすべて石油産業とともに登場した化学物質であり、自然界に存在しないものです。それゆえに容易に分解せず、ヒトの体内にも蓄積してアレルギーやガンなど様々な病気の原因になっています。たとえばある日突然、化学物質過敏症になってしまう人も珍しくはありません。
とくに長引くコロナ禍の時代にあって、免疫力に関心が高まっていますが、化学物質が体内で蓄積すると、本来の免疫システムを狂わせてしまいます。
化学物質を使わないことは、自分や家族の健康を守る最善の方法であり、さらに家庭から環境汚染物質を出さないことにもつながります。