「衣食住」オーガニックライフで健康を守る、地球環境を守る Vol.2

「衣食住」オーガニックライフで健康を守る、地球環境を守る

何故、こんなにも化学物質があふれる世界になってしまったのか?

Vol.2

体の不調や鬱気分は、実は化学物質が原因かも

 
近年、原因不明の体調不良や鬱病に悩まされる人が増え続けています。また以前にはなかったようなアレルギー症や、より深刻なガンなども急増。
その原因は、化学物質の蓄積による体内汚染が考えられます。
というのも、今や私たちの生活周りには、化学物質があふれているからです。
化学物質は、免疫システムを壊してしまうため、様々な不調や疾患が表れやすくなるのです。
心と体を良い方向へ整えるために、まずは家の中や食品の化学物質がどこにあるかを知り、それを取り除きましょう。
家の中に、そして海にあふれるプラチック製品
日常品はプラスチック製品がたくさん。

気がついたら今や、私たちの日常生活にはプラスチックだらけになってしまいました。 「軽い、壊れにくい」などの便利さから、キッチン道具や容器や食器、文房具、家具にいたるまでプラスチックです。
軽くて、容易に分解しないプラスチックは、まさに現代文明ならではの素材としてもてはやされてきました。しかしそのプラスチック製品が大変な環境汚染をもたらすとは、誰が予想していたでしょうか?

近年、浮上してきている問題が海に浮遊するプラスチックゴミです。プラスチック製品は、自然界の中で容易に分解しないため、微細なマイクロプラスチックとなって海に漂い流れているのです。すでに海に棲む魚や海藻類が激減しているという情報もよく耳に入ってきます。

環境破壊と体内汚染を招いているプラスチック

実はプラスチックゴミによる環境汚染は、海だけではありません。
 今や地球上では、毎年何百万トンものプラスチックゴミが、草原や森、そして湖や沼、海に廃棄されています。自然界の中で容易に分解しないプラスチックゴミは、残留性が高く、水域や土壌中に危険な微細なマイクロプラスチックとなって溶け出しています。さらに揮発性もあるためCO2やその他の温室効果ガスを発生させ、異常気象の要因にもなっています。

青くてきれいな海にもマイクロプラスチックが潜んでいる。

年々、地球環境に蓄積していくマイクロプラスチックは、植物や動物の細胞内にも入り、病気を引き起こし、さらには種の絶滅の原因にもなっています。
当然ながら植物や動物を食品とする人間の体内でも、マイクロプラスチックが蓄積し、原因不明の病気になったりしています。認知症やアルツハイマーなど神経シナプスに関わる疾患にも、マイクロプラスチック汚染が関係を疑う説も出ています。