2024年オーガニックライフスタイルEXPOに出展!!

2024年オーガニックライフスタイルEXPOの生産者ブースにお米を展示します。

刈り取った稲穂は、おだがけをして天日干し。味がどんどん良くなります。

昨年、収穫した「天空の縄文米」をご覧いただき、天然資材による除草方法を報告します。

「オーガニックライフスタイルEXPO 」の出展エリアの中に「守(伝統・伝承・自然・生活・技術他)」があります。このエリアでは、「生産者応援ブース」が用意されており、有機農業で生産物を作っている全国の農家が参加します。

今回、「オーガニックガイアネット」編集部は、「生産者応援ブース」で、昨年より手掛けた無農薬米「天空の縄文米」を出品します。この米作りでは、全国各地で使用されている農薬を減らす一助になればという思いで、雑草を利用した除草農業をやってみました。

実験を始めたばかりですが、雑草を有効利用して農薬を使わない米作りを伝えたいと思います。

やっかい者の葛と不要になった鉄くずを除草に役立てたい

「天空の縄文米」の除草法は、昨年、「現代農業」という雑誌で、オーガニックガイアネットのメンバーがある興味深い記事を見つけたことがきっかけでした。

その記事の中では、屑茶と鉄片を袋に包んで、田んぼの水口に置くと、「タンニン鉄」が広がり、その田んぼでは草が出ない、と書かれていました。

「タンニン鉄」は草の種の発芽を抑えつつ、すでに芽吹いている苗に対しては、鉄分のおかげで光合成が良くなり、草に比べどんどん伸びていくというのです。

渋柿や茶葉のほかに、バナナの皮でも良いとあったので、それであれば、田んぼの周りにある雑草で代用できないかと考え、たくさん茂っている葛に目を付けました。

あちこちに茂っている葛。花は9月開花。

葛を使ってみてはと、実験的に水田に仕掛けてみると、黒い水、すなわち、「タンニン鉄」が出てきて、田んぼにひろがりました。

葛は農業者にとってやっかい者ですが、逆に今回の「タンニン鉄」の材料になれば、ありがたい存在になります。

水口に葛と鉄片を入れて袋をおいて田んぼに水を入れる。

1年目は草がいつもより少なかったという感想がでました。さらに、やり方を工夫していけば、葛と鉄片の「タンニン鉄」でも、除草と肥料と二つの面でより効果的な成果が得られそうです。

ブースでは、昨年収穫した「天空の縄文米」を出品します。パネルで水田の光景もお見せしますので、ぜひご来場ください。

玄米の販売をしています。

オーガニックライフスタイルEXPO出展概要


【展示会名】オーガニックライフスタイルEXPO2024

【日程】10月3日(木)4日(金)5日(土)

【時間】10:00~17:00

【出展者名】オーガニックガイアネット/オーガニック生活便

【出展エリア】生産者応援ゾーン

【ブースNO】3F-28-5

【会場】東京都立産業貿易センター 浜松町館 2F・3F・4F・5F

【入場料】1,000円(税込)

※招待状持参/事前登録者無料

事前登録で入場無料、一般の方もお買い物などお楽しみ頂けます! 登録は下記サイトから。

https://ole.ofj.or.jp